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性病ってどんな種類があるの?【完全網羅版】

性病の感染者数ってどれくらい?

厚生労働省が報告している性感染症報告数を元に、感染者数の多い性病についてまとめて紹介していきます。

厚生労働省の報告によると、平成30年の感染者数は以下の通りです。

総数男性感染者数女性感染者数
性器クラミジア感染症 25,46712,34613,121
性器ヘルペスウイルス感染症9,128 3,584 5,544
淋菌感染症 8,1256,3781,747 
梅毒 7,0014,5882,413

クラミジア、性器ヘルペス、淋菌は定点医療機関988か所からの報告数、梅毒は全数報告の数値です。

クラミジアの感染が圧倒的に多いのが一目でわかりますが、過去3年をさかのぼると梅毒の感染患者が1,000人単位で増加しているため、頻繁に注意喚起がされています。

クラミジアは男女で大きく差は開いていないですが、性器ヘルペスは女性の方がやや多く、梅毒は男性が女性のおよそ倍の感染患者数となっています。

「清潔」が一番の予防

ここまでに紹介した性病はごく一部ではありますが、性風俗で働いている女性が感染するリスクが高いものばかりです。では、感染を予防するためにはなにをすればいいのでしょうか。

端的にまとめると「清潔を保つ」ことです。

お客様とシャワーを浴びる際に、性器はもちろん肛門もしっかりと洗うようにしましょう。

そして、洗っている間に性器にイボや膿が出ているなど異変がないか確認をしましょう。

その場でお客様に「これって性病じゃない?」と言うのは残りの時間などを考慮すると難しいもの。

もし、そういった症状を発見した場合の対応策(電話でフロントスタッフに連絡するなど)も予め準備しておけば、安心できると思います。

あわせて口腔内の消毒も忘れずにしましょう。

オーラルセックスでの感染を防ぐため、お客様と一緒にうがいをするなどして消毒しておけば感染予防になります。

そして、プレイ後はトイレに行くようにしましょう。

これは尿道に入ってしまった菌を流れ落とすためです。

プレイ前に少し多めに水分を取っておくと良いでしょう。

お客様の爪に気をつけよう

過度な指入れで出血をしたという情報も多く、出血をしているということは、当たり前ですが膣内が傷ついているということです。

これは性病だけでなく、他の病気にも感染しやすくなるため、「爪が長い」「爪の間が汚れている」などという場合にはどう対応するか、ということを考えておきましょう。

フロントスタッフと相談しておくのもいいですね。

実際に傷つくのはフロントスタッフではなく、女性自身です。

予防方法とあわせて、性病感染の疑いがあるお客様への対応方法もフロント側にしっかりと提示してもらい、女性もお客様も安心・安全遊べる環境を整えていきましょう。

「治らない」ことよりも怖いこと

「もしかしたら性病かも」と感じたとき、出勤できなくなることで収入が減ってしまうことを不安に感じるのではないでしょうか。

そのため、性病検査を受けることを避けたり、性病検査で感染が確認されたのに、それを黙って他の店舗へ移籍をしたりと「二次災害」が起きかねません。

そうならないためにも、性病について知識をつけておく必要があります。

性病は、「治らない」ことよりも「感染者を増やす」ことが一番怖いことです。

対応策を準備しておくことで安心して働けるようにしておきましょう。

デリヘルと性病の厄介な関係

デリヘルに限らず風俗には性病の危険が常に付きまとっています。

性を売る商売として性病の危険からは切っても離れることは出来ません。

性病は働いているデリヘル嬢だけでなく、デリヘル遊びをするすべての人に関係してきます。

しかしながら性病に対する知識は曖昧で不十分な知識が多く、充分に予防出来ているとは言えません。

性病はピンポン感染してしまいます。

自分が性病になってしまったら、気づかぬ内に大切な人にも移してしまっているかもしれないのです。

取り返しのつかない深刻な病状もあります。

安全にデリヘル遊びが出来るよう、正しい知識を持って自ら予防策を取るようにしましょう。

デリヘルで感染の危険がある性病

デリヘルでは性器同士を触れあわせたり、愛液や唾液などお互いの体液に触れるために性病に感染しやすくなります。デリヘルで感染しやすい性病とその症状をまとめました。

クラミジア

クラミジアは粘膜に感染するため、性器のみでなく口腔内や肛門にも感染します。

キスでも感染する可能性があります。

男性の場合、感染してから数週間で症状が出ることが多いです。

尿道から透明な膿が出たり、痛みを伴う場合もあります。

放置していると前立腺炎や肝炎、腎炎などになる恐れもあります。

性器ヘルペス

男性の場合、ヘルペスが発症すると性器に痒みや違和感がでます。

その後2日~10日くらいで小さい水泡が出来ます。

水泡はほどなく潰れ潰瘍状になります。  

排尿時に痛みや痒みを伴います。

毛ジラミ

毛ジラミは毛に付く虱のことです。

毛ジラミは目で見て判断することが出来ますが、多くの人が痒みなどの症状が出るまで気が付きません。

毛ジラミに感染していると毛をよく見ると小さい白い点々が見えます。

自覚症状が出るまでには1ヶ月近くかかってしまいます。

毛ジラミの駆除は毛をすべて剃り落して毎日の殺菌消毒を繰り返すかなり大がかりなものです。

性器カンジダ症

カンジダはもともと人が持っている常在菌ですが、体調が悪い時や免疫力が低下すると繁殖し感染する可能性があります。

性体験がない人でも発症することのある病気です。

カンジダが発症すると強い痒みを感じます。

男性は性器から白いドロっとした膿がでたり、亀頭が真っ赤に炎症します。    

尖圭コンジローマ

1~2ヶ月の潜伏期間を経て陰部に先の尖ったイボが出来ます。

痛みも痒みもないために自覚症状はありませんが、最初にイボが出来てから次々と新しいイボが増えていきます。 

他の部位への接触転移もするので、治療は長期に渡ります。    

トリコモナス症

多くは女性の膣内に感染する性病ですが、男性にも感染する可能性は少なくありません。

男性に感染した場合、自覚症状はほとんどなく尿道炎の症状が出てもすぐに収まってしまうことが多いようです。

梅毒

梅毒は感染後3週間~3ヶ月で症状が出ます。

最初は陰部周辺に固いしこりが出来たり、足の付け根のリンパが腫れるのですが、放っておくと症状は消えてしまいます。

その後さらに3年以内に全身のリンパが腫れたり、発熱、倦怠感、関節痛などの症状が出ます。

全身に赤い発疹が出ますが、放っておくとまた症状は消えてしまします。   

その後10年以内に皮膚や筋肉などに固い弾力のある腫瘍が出来て、その後多臓器不全や脳、神経、脊髄などを侵されて死に至ることもあります。

淋病

淋病は感染から数時間~数日で発症します。

男性の場合、排尿時や勃起時に激しい痛みを伴います。

ドロドロとした膿が出てきます。

尿道の強い炎症により、尿道内が狭くなっているために、尿がポタポタと少しずつしか出ません。

放っておくと前立腺炎や無精子症になる恐れもあります。

HIV感染症(エイズ)

HIVウイルスは感染して2~4週間ほどで発熱やのどの痛み、倦怠感、体の節々の痛みなどインフルエンザのような症状が出ます。

この症状は放っておいても数週間で消えてしまいますが、その後数年~10年ほど潜伏期間に入ります。

エイズを発症すると免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり長期間続く下痢や急激な体重の減少などの症状が出ます。

エイズには長い潜伏期間があるため、自覚症状が出にくくなっています。

性病予防をしてデリヘルで安全に働く

不安になる話ばかりでしたが、デリヘルで働くということは「高収入を得て人生を豊かにする」ということです。

予防や対策をしっかりすることでより安全にお仕事することができます。

性病の中には治療をすればすぐに完治するものから治療をしても完治は不可能なものまで様々なものがあります。

特にエイズに関しては発症を抑える治療薬の開発は進んでいますが、未だに完治する方法は解明されていません。

感染してしまうと自分自身の一生の問題となるだけでなく、家族にも影響するような深刻な病気です。

その他の病気に関しても放置しておけば非常に重篤な症状へと進んでしまうものもあります。

すこしでもおかしいと感じたらすぐに専門の病院へと検査に行ってください。

定期的に性病検査を受けることは当然のことですが、まず何より性病に感染しない、感染させないことが大切です。

性行為(本番)をしなければ平気だと思っている人も多くいます。

性病は粘膜の触れ合いや傷口の接触などによっても感染する可能性があります。キスやオーラルからの感染も充分にあり得るということです。

デリヘルだけでなくプライベートでセックスをする時にも必ずコンドームを着用すること。

傷口がある場合は利用を控えること。

キス、特にディープキスは控えることなど自分自身でしっかりと予防をしてください。

                                                 

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