
いつも「デリヘルの辞書」を読んで頂いてありがとうございます。
今回は、デリヘルで働いている女の子で「バックを上げて欲しいけどなんて言えばいいかわからない」という方向けの記事です。
これからバック交渉をする際の参考になれば幸いです。
【高収入を掴み取る】正しいバック交渉!
自分の今のお給料(バック)に満足してますか?
「他のお店ならもっともらえるんじゃないの?」
そんなことを思っていませんか?
引き抜きに来た同業者は「ウチの方がバックが高いよ」と言います。
スカウトマンは「もっと高いバック出る店ありますよ」と言います。
そんなことを言われると「今の店は安い給料で働かされる悪い店」だと思ってしまいますよね。
果たしてその人達が言っている話は本当でしょうか?
バックが上がることは実際よくあります。
正しくバック交渉をすることで、わざわざ移籍せずとも今のお店でバックが上がるかもしれません。
他店への移籍は何かとリスキーです。
今のお店に不満がなければバックを上げてもらってそのまま働ける方がいいですよね。
目先のお金に必要以上に執着するのはよくないと思いますが、デリヘルで働く上で「稼ぐこと」は絶対に譲れない大事なことです。
自分の価値を正しく評価してもらい、効率よく稼ぎましょう。
バック交渉前に【バックが決まる基本知識】

バックが高いお店と安いお店は、その理由があります。
デリヘル店を「人気店・新店・悪質店」に分けてご説明します。
バックが決まる理由を考えた上でバック交渉をしましょう。
①人気店の場合
人気店の場合、安定して稼げるということでスカウトマンからの紹介や求人広告からの募集で女の子が集まりやすいです。
そのため、業界相場より高いお給料で女の子を雇う必要がないのです。
なので、人気店では面接の際、業界の相場通りのバックを提示されることが多いです。
しかし、しっかりお客様がいるということもあり、ルックスが良い子や実績を出した子は「特別指名料」などが付き、バックの単価を上げてもらうことも可能です。
②新店・悪質店の場合
新規オープンしたてのお店や悪質店の場合、お客様がおらず暇なため、女の子が集まりにくいです。
そこで、業界相場より高いバックで女の子を集めるのです。
私が経営していたお店もオープンから一年ほどはかなりの高額バックで女の子を集めていました。
新店の場合は、いくらバックが高くてもお仕事の件数が少なく、稼ぎにムラができます。
悪質店の場合は、いくらバックが高くてもお店都合でお客様とトラブルになったり、いわれのない因縁をつけられ罰金を請求されたりする危険があります。
新店の場合は、オーナーやスタッフも非常に一体感を持って一所懸命仕事をしてますので、暇なこと以外は結構気持ちよく働けると思います。
悪質店は、いくらバックが高くても絶対にいかない方がいいです。
③バックが高いジャンル・バックが安いジャンル
バックが高い傾向があるのは
ワンランク上の女性を集めた富裕層向けの、いわゆる「高級店」これはそもそもの料金体系が高額なため、女性の取り分もその分多くなります。
エステとヘルスを兼ね備えた「ハイブリッドエステ系」
こちらはエステがついている分、普通のデリヘルより高額です。しかも、エステがついている分、ロングコースが多いです。
逆にバックが低い傾向があるのは
ソフトサービスが売りの「性感エステ系」ソフトサービスのため、料金設定を抑えめのお店も多く、その分バックも安くなります。
元々の料金設定が低価格の「激安店」「人妻店」です。
安さが売りの激安店や、若い子のお店より料金を抑えた人妻店も、お客様から頂く料金に伴って、バックも安くなります。
お客様から頂く料金から女の子のお給料が出ますので、バックが高い、安いはお客様から頂く料金で決まるのです。
正しいバック交渉の流れ

いくらお給料を上げて欲しいと思っても、正しいバック交渉をしないとフロントスタッフを困らせてしまうことになります。
ここでは二つのバック交渉のコツを伝授します。
①本指名の数で実績を作る
結局これが一番鉄板ですが、しっかり本指名のお客様を確保し、実績を作ってから交渉する。
これをされると、バックを決める店舗責任者も納得せざるを得ません。
入店時のバック交渉の場合はルックスで判断するのはわかりやすいですが、入店後のバック交渉にルックスは関係ありません。
実際「私、ルックスに自信ないんです・・・」と言いながら、恐ろしいほど本指名を持っている子もいます。
目安としては1日一件以上の本指名を取っている、もしくは月に20件以上の本指名を取っている子は、バック交渉の権利があると思います。
本指名を呼んでいるということは「広告をかけずに自分で集客をしている」状態なのです。
フロントスタッフからすると、それほど楽なことはありません。
もし、万が一他店に移籍することになっても、実績を説明すれば入店時から高待遇で迎えてくれるかもしれません。
②ノルマを決めてもらう
「バックを上げて欲しいのですが、一ヶ月でどれくらい本指名がいればバックを上げてもらえますか?」と聞いてみましょう。
そこで出てきたノルマを達成する約束でバックを上げてもらいましょう。
有言実行すればスタッフも文句は言えませんよね。
バック交渉が難しいのはなぜ?

バックが上がる理由も大事ですが、上がりにくい理由を知っておく必要があります。
実は、お給料が上がらないのはお店の人がケチなだけではないのです。
スカウトマンの紹介
スカウトマンの紹介の女の子の場合、その女の子のお給料に応じてスカウトバックが発生します。
相場は10%〜20%です。
つまり、貴方が10000円稼げばスカウトマンに1000円〜2000円ほど紹介料が入ります。
お客様から頂いた料金が15000円とした場合、女の子のフリーバックが8000円とした場合、スカウトバックが15%とした場合、送迎ドライバーの時給を1000円とした場合を例にしてご説明します。
15000円-8000円-1200円-1000円=4800円
1件の予約に対して残るお金が4800円、10件の予約で48000円ということになります。
お店はこれを積み立てて、スタッフの人件費や広告費(←これが高額です)、事務所家賃や光熱費などを払っているのです。
大手のデリヘルであれば平均の損益分岐点(赤字と黒字の境界線)は5000円ほどと言われていますから、スカウトマンの紹介の女の子で60分のフリーのお仕事を取っても赤字になってしまうということです。
この赤字はもちろん、60分以上のコースや求人入店の女の子の売り上げで補填することになります。
ちなみに、大手デリヘルであれば、各スカウト会社に払っているスカウトバックの合計がひと月300万前後です。
それほどスカウトバックは高額なのです。
もちろん、お店と関係の深いスカウトマンが交渉してくれることで、好条件が出ることもあると思いますし、デリヘルで一番大事な女の子の入店にはスカウトマンが尽力してくれているのは事実ですが、本当に実力のある女の子の場合、求人からか、スカウトマンの紹介かで女の子に回せるお金が変わるのです。
周りが納得するほどの実績がない
上の項目でも書きましたが、基本的には実績がもとでバックは上がります。
実績がない(本指名が取れない)女の子のバックを上げるのはえこひいきしているのと一緒だからです。
良いお店というのは、全ての女の子に対して平等である必要があります。
正しく数字で評価して、今後もお店に残って貢献してくれると期待をするからバックが上がるのです。
