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デリヘルと発達障害【ASD・ADHD・LDなど】

いつも「デリヘルの辞書」を読んで頂いてありがとうございます。

今回はデリケートですが、たくさんの人に知って欲しい「発達障害」についてです。

デリヘルと発達障害【発達障害の定義】

発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。

「発達障害とは」生まれつき脳の発達に障害があることの総称。

幼児のうちから症状が現れてくることがほとんどで、対人関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、落ち着きがなかったり、仕事や家事をうまくこなせなかったりと、人によって症状はさまざまです。

その特性などにより、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害、吃音(症)などに分類されます。

中には、複数のタイプの発達障害がある人も少なくありません。

ひとえに発達障害といっても、個人差が大きいことから、一人ひとりの症状に合わせた支援や治療がとても重要になります。

今回は代表的な疾患を3つご紹介します。

①自閉症スペクトラム障害/自閉スペクトラム症(ASD)

対人関係の困難や興味・関心の限定、特定の行動を繰り返すなどの特徴がある障害のことです。「ASD」と記されることもあります。

自閉症スペクトラム障害(ASD)には「社会的コミュニケーションおよび対人交流の困難」「行動、興味、または活動の限定された反復的な様式」といった特徴的な2つの症状があります。また、知的障害を伴う場合と伴わない場合があります。

社会的コミュニケーションおよび対人交流の困難

  • 他人と目を合わせない
  • 相手や状況に自分の行動をあわせることが苦手
  • 皮肉やたとえ話を理解できず、文字通り受け取る
  • 難しい言葉や表現を好んで使う  など

行動、興味、または活動の限定された反復的な様式

  • 小さな変化に苦痛を感じる
  • 柔軟な考え方をすることが苦手
  • 決まった順序や道順、食べ物にこだわる など

ASDの具体的な困りごと

  • 職場でオウム返ししたり、単語で会話したり、一方的に話をしたりすることがある
  • 暗黙のルールが理解できず、集団での共同作業に困難を示すことがある
  • 職場の音や照明に過剰に敏感だったり、鈍かったりする
  • 同じ服をいつも着たり、同じ順番での作業にこだわったりと、特定の物事への執着が強い

アスペルガー症候群としても有名な疾患

自閉症スペクトラム障害は、以前に広汎性発達障害や自閉症、アスペルガー症候群などと呼ばれていた障害群を、最新の精神疾患における診断基準でひとつの診断名に統合したものです。

②注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害(ADHD)

不注意、多動性、衝動性を主な特徴とする障害です。「ADHD」と呼ばれることも多いです。

不注意は集中力が続かず注意力散漫な様子、多動性は落ち着きがなく行動をコントロールできない様子、衝動性は衝動的な感情を抑えられない様子が見られることを意味します。

ADHDは症状の表れ方には3タイプあり、個人差があります。

不注意優勢型

不注意の特徴が強く現れているタイプで、次のような症状が見られます。

  • ケアレスミスが多い
  • 気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
  • やりたいことや好きなことに対して集中しすぎてしまう
  • 物をどこかに置き忘れたり、なくしたりすることが頻繁にある
  • 片付けや整理整頓が苦手約束や時間を守れないことがある

多動性-衝動性優勢型

多動と衝動の特徴が強く表れているタイプで、次のような症状が見られます。

  • 物事の優先順位が分からない
  • 落ち着いてじっと座っていることが苦手
  • 衝動的に不適切な発言や行動をする

混合型

不注意、多動と衝動の特徴が混ざり合って強く表れているタイプで、不注意と多動のどちらが強く出るかは人によって異なります

③学習障害(LD)

読み書きや聞く・話す、計算・推論することのいずれかが著しく苦手な状態である障害です。

「LD」とも呼ばれます。

学習障害(LD)の症状と困りごと

知的発達に遅れはなく、聴覚・視覚機能にも問題がないにもかかわらず「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」ことが、極端に苦手である状態のことです。

LDとも呼ばれます。学習障害には、主に読字障害(ディスレクシア)、書字表出障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア)の3種類のタイプがあります。

読字障害(ディスレクシア):読みの困難

字を読むことに困難がある症状です。

ディスレクシアの困りごと

  • 音読の速度が遅い。一文字ずつ区切って読む逐次(ちくじ)読みをする
  • 文字や行を読み飛ばしすることが多い
  • 語尾や文末を読み間違えることが多い
  • 「ろ」や「る」など形の似ている文字を見分けることが難しい
  • 聴力は正常にもかかわらず、言われた言葉を聞き間違えることが多い

書字表出障害(ディスグラフィア):書きの困難

文字や文章を書くことに困難が生じる症状です。字が全く書けないわけではなく、人によって現れる症状は違います。

ディスグラフィアの困りごと

  • 子どものころから文字に興味を示さなかった。ひらがなで書けない文字がある
  • カタカナを習得するのが難しい漢字をなかなか覚えられない。覚えても、忘れやすい

算数障害(ディスカリキュリア):算数、推論の困難

数字そのものの概念や、数量の大小、図形や立体問題の理解が難しくなる症状です。

ディスカリキュリアの困りごと

  • 数を数えるのが苦手時計が読めない、時間が分からないことがある
  • 算数の簡単な1桁の足し算や引き算の暗算ができない
  • 九九がなかなか覚えられない
  • 図形の模写(視写)が困難暗算が苦手

大人になって「自分は発達障害かも?」と思う人が増えている

生活や仕事のなかで「悪気はないのに会話していると相手を怒らせてしまう」「どうしても業務の締切を守ることができない」「資料の内容を読み飛ばしてしまう」などの悩みごとがある人もいるかもしれません。

これらの悩みを抱えている人全てが発達障害のある人というわけではありません。

ただ、努力や心掛けではどうしようもなく、日常生活に支障をきたしている状態であれば、発達障害の可能性もあります。

発達障害のある人はほかの人と比べて、得意・苦手なことの差が大きく、また特徴的な考え方やものの見方をしてしまうことがあり、「変わった人」というレッテルを貼られてしまうことがあります。

発達障害は先天的なもので、幼少時から症状は続いています。

しかし、ルールやノルマが子どもの頃よりも厳格化されることが多い社会人になってから、ミスマッチが顕著になり悩みごとも大きくなることがあるようです。

お時間がある方は、こちらのYouTubeをご覧ください。

こんな普通の方でもADHDと診断されたりするのです。

発達障害を知的障害と同じと思っていませんか?

発達障害というと、知的障害と同じように「障害がある人」と思っていませんか?

みなさんの想像以上に「軽度の発達障害」の人は多いです。

周りにこんな人はいませんか?

  • 悪気がないのに時間に遅れてしまう
  • 毎日職場に何か忘れ物をする
  • 会話が噛み合わない
  • 空気が読めない

こんな人も軽度の発達障害の可能性があります。

日常生活の中では「ちょっと変わった人だな」と思うくらいかもしれませんが、軽度の発達障害とはその程度のものなのです。

時間が守れない女性(実話)

昔、こんな話がありました。

私の経営していたお店で働いていた30代の綺麗系の女性です。

彼女は片道1時間近くかかる、ちょっと遠方にお住まいで、バスと電車を乗り継いで出勤してくるのですが、毎日遅刻するのです。

10回も20回も遅刻して、1件目のご予約に差し支えがあることも多々あり、何度も女の子と話し合いをしました。

その度に「すいません。気をつけます。」と反省している態度で、とても悪気があるように思えません。

しかし、次の出勤でもまた遅刻してしまうのです。

その日もその女の子と話をしていてひとつ気付いた事がありました。

その女の子の場合、バスや電車の時間を逆算して家を出ないといけないのですが、何時までに準備をすればいいかがわからないようなのです。

本人も困っているようで、ちょっと気の毒になったので病院に行くことを勧め、診断してもらうと「ADHD」だったそうです。

人柄的には問題はなく、女の子には全く悪気はないのにも関わらず、日常生活に支障があるというのは非常に気の毒な話です。

しかし、「同じような悩みを持った人は多いんだろうな」と思いました。

生活に支障を感じたら病院や支援機関へ行ってみよう

発達障害のある人は、症状(特性)による困りごとから強いストレスを感じ、抑うつなどの症状が出てしまうことがあります。

その治療のために病院に行ったところ、発達障害があることがはじめて分かったという人もいるのです。

生活に支障が出ているのであれば、早めに何らかの対処をすると良いでしょう。

まずは無料で利用できる「発達障害者支援センター」や「精神保健福祉センター」、「障害者就業・生活支援センター」などで相談することができます。

特に発達障害者支援センターは、発達障害のある人の総合的な支援をしてくれる機関で、未診断の人でも利用することが可能です。

どこの病院へ行けばいいのか分からない場合などにも相談に乗ってくれます。

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