
甘く考えると怖い「デリヘルのタバコ問題」
ひと昔前では考えれないことですが、近年はデリヘル業界でもタバコにまつわるトラブルが多発しています。
自由な働き方を認めているデリヘルだからこそ、「タバコ問題」は一度真剣に考えるべき問題なのです。
お客様からのクレーム
受付時に「タバコ吸わない子でお願いします」と言ってくるお客様も多いですよね。
実際に、ある有名な企業のアンケート結果で、社会的地位がある人は、ほとんどタバコを吸わないという統計もあります。
タバコを吸う女の子はそれだけでマイナス評価を受けてしまいます。
お客様からのクレームでも「タバコのニオイ」がダントツの上位です。
「キスする気にもならなかった」「ニオイが移って家に帰りづらい」などの理由ですね。
ついつい女の子に口裏を合わせてもらって案内しがちですが、後々トラブルになる場合もあるので、受付時に「タバコ」の注文があったお客様には誠実に対応しましょう。
タバコを吸わない女の子からのクレーム
- 「待機室がタバコ臭くて体調が悪くなった」
- 「ドライバーの車がタバコ臭い」
- 「一緒に車に乗っている子が断りもなくタバコを吸いだした」
- 「タオルがタバコ臭くてお客様に嫌な顔をされた」
など、タバコを吸わない女の子からもクレームが来ます。
それに加えて、一番最悪なのが「タバコを吸う人のせいでタバコを吸わない女の子が怒られる」ことです。
昔、僕が経営していたデリヘルでこんなことがありました。
「タバコを吸わない女の子を希望していたお客様」のところに「タバコを吸わない女の子」を派遣したのですが、インコールがあった数分後、お客様からお怒りの電話がかかってきました。
お客様「この子タバコ臭いからキャンセルしたいんだけど」
私「その子はタバコを吸わない女の子なんですが・・・」
お客様「服とか髪の毛とかすごい臭い。部屋に入った瞬間にすぐわかったよ。」
私「え?一度女の子に代わっていただけますか?」
女の子「もしもし」
私「もしもし。○○ちゃんタバコ吸わないよね?」
女の子「はい。私は吸わないです。でもさっき送ってくれたドライバーさんがタバコ吸ってました」
私はそこで初めて気づいたのです。
あろうことにドライバーが送迎中にタバコを吸って、そのニオイが女の子の服や髪の毛についてしまったのです。
わざわざ受付の時に「タバコNG」とおっしゃってたお客様ですから、ニオイそのものに拒否反応を起こしてしまい、その子はタバコを吸いませんが、結局キャンセルになってしまいました。
その女の子も傷ついたでしょうし、腹も立ったでしょう。
自分ももっと配慮ができたかもしれませんし、悔やんでも悔みきれません。
タバコを吸う女の子からのクレーム
最近は禁煙車のドライバーも増えました。
事務所も分煙となり、待機室の外でしかタバコが吸えないお店もたくさんあります。
タバコを吸わない女の子にも配慮が必要ですので、当然の対応だと思いますが、タバコを吸う女の子からすると「仕事から次の仕事へ向かうときくらいリラックスしてタバコを吸いたい」と思いますよね。
私も喫煙者なので非常に気持ちはわかります。
ですが、禁煙車に乗っているとタバコを吸うこともできません。
いくらデリヘルといえども吸いたい時に吸えない状況なのですから、ストレスも溜まります。
ある程度の規模になると、【喫煙者:禁煙車】の割合が【4:6】くらいになってくると思います。
そのくらいの割合が一番マッチングが難しく、お店全体を禁煙にすることもできず、タバコのクレームも勃発するという状態になります。
一般の飲食店がいきなり「全席禁煙」になったのは分煙の難しさゆえでしょう。
しかし、女の子やドライバーはフロントに対して「なんとかしてよ」と思っています。
それになるべく向き合って、タバコを吸う人も吸わない人も気持ちよく働けるように頑張りましょう。
