
爆サイで誹謗中傷された場合の対応法!削除と犯人特定できる!?
今回はデリヘル業界で日常的に起きるネットでの「誹謗中傷」についてのお話です。
一番馴染みのある「爆サイ」で解説していきたいと思います。
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爆サイとは?
ネット上の匿名掲示板で有名なサイトと言えば、「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)を思い浮かべる人も多いことでしょう。
「爆サイ」は、2ちゃんねるに続く人気の掲示板で、月間約9億PV(ページビュー)を誇る日本最大級のローカルコミュニティ掲示板です。
扱っているジャンルは、政治や事件、エンタメやスポーツなどの時事関連から、パチンコやスロットギャンブル関連、キャバクラやホストクラブなどの水商売など幅広く、スレッド内で同じ趣味を持つユーザー同士の交流が行われています。
爆サイを利用しているのはどんな人?
爆サイは、ユーザーの属性を公表しています。
利用者の平均年齢は31.2歳、男女比は4:6で、女性の方が多いとのことです。
また、職業別では「ナイト系」が29%で一番割合が多く、会社員が24%で続いています。
1位の「ナイト系」とは、水商売のこととされています。ナイトワークの利用者が多いせいか、サイト内にはキャバクラや風俗などの店舗ごとに立てられたスレッド が多く存在します。
爆サイの特徴と誹謗中傷
ネット上には、数多くの匿名掲示板が存在します。
その中でも、爆サイは「水商売」と「地域密着型」の2つの特徴があるといえるでしょう。
水商売のスレッドが多い
前項でお伝えした通り、爆サイは水商売へ向けた書込みが多く見受けられます。
そして、水商売はネット上での誹謗中傷の対象となりやすい傾向があります。
なぜならば、水商売は源氏名を使用して働くことが多く、さらにネット上の誹謗中傷の舞台となりやすい匿名掲示板も本名を名乗らなくて良いことが理由のひとつとされています。
つまり、水商売を対象にした誹謗中傷の場合、被害者と加害者の両者の実名を明かさなくても書込みが可能 なため、「本名を知られなければ、何を書いてもかまわない」という心理が働いているようです。
地域に密着したネタのスレッドが多い
爆サイは、ローカルコミュニティ掲示板と称しているだけあり、地域ごとにスレッドが立てられています。
各都道府県の区市町村ごとにスレッドがあり、その地域で話題になっているニュースをネタにユーザー同士の情報交換が行われています。
また、例えば「○○市の○○美容室」についてなど、エリアを絞ったスレッドもあり、地元の人にとっては親しみやすい内容もあります。
しかし、狭い範囲での話題が悪口となった場合、ごく普通の一般人が誹謗中傷の被害に遭うケースがあります。次項で引き続きお伝えします。
爆サイでの誹謗中傷
爆サイでは水商売系と地域密着型のスレッドが多く存在します。
ユーザー同士での情報交換や交流の場として、サイトが利用されれば良いのですが、日々寄せられる書込みの中には、他人を誹謗中傷する内容もあります。
前項でお伝えした、「水商売」「地域密着型」でも誹謗中傷する書込みが存在します。
では、具体的にどのような誹謗中傷があるのでしょうか。
水商売の誹謗中傷
水商売に向けた誹謗中傷の場合、性的な嫌がらせを含む場合が多いことが特徴です。
例を挙げると、以下のような内容があります。
「銀座のクラブ・○○店のえりかは枕営業している」
「歌舞伎町のホストクラブ・○○店の柚木は性病を持っている」
また、ホステスやホストなどの個人ではなく、店舗の悪口を書き込むケースもあります。
「池袋のキャバクラ・○○店はぼったくりで有名です」
「大阪のミナミ風俗店○○は、暴力団が経営している」
上記の例のように、店舗の営業妨害となりかねない内容もあります。
地域密着型
区市町村ごとのローカルネタでスレッドがある爆サイでは、ごく普通の一般人が話題に挙がることも少なくありません。
例えば、「○○一丁目のスーパーで働く、夕方の時間帯にいる○○ちゃんが可愛い!」など勤務先や名前などを挙げ、具体的な内容で書き込まれることがあります。
また、「○○町の○○コンビニの○○さんは愛想がない!」など店舗へのクレームをネット上に書き込むケースも多いことが現状です。
このような内容を区市町村ごとに立てられたスレッドに書き込まれることがあります。
また、人口が多い都心の場合は、町内ごとのスレッドもあり、狭い範囲での話題が挙がっています。
つまり、「隣の家のお姉ちゃんが」「小学校からの幼馴染が」など、とても身近な人がネット上の誹謗中傷の対象になることが考えられます。
もちろん、その可能性は自分にもあります。
これまでは、芸能人やスポーツ選手の著名人、有名企業などが、テレビや新聞、雑誌などで誹謗中傷の対象となっていました。
ネットの普及により現代では、都心や地方など住む場所も限らずごく普通の一般人が、誹謗中傷されることがあります。
誹謗中傷で問われる罪
日本の憲法は、「表現の自由」を保障しています。
表現の自由とは、何も禁止されることなく人々は、いろいろなことを発言や文章などで表現できることです。
しかし、他人を傷つける言動をした場合は、犯罪になる可能性があります。
具体的には、刑法で定められている名誉毀損罪、侮辱罪、業務妨害罪、などが該当されると予想され、行為がエスカレートすると脅迫罪にも当たる場合もあります。
また、民法の不法行為に基づいて損害賠償の請求も考えられます。
爆サイの削除方法
もしも、爆サイで誹謗中傷された場合、サイト運営者に連絡をいれて問題の書込みの削除を依頼することが可能です。
地域別(関東版など)のトップ画面の一番下に、「削除依頼について」と記載されています。
ページを開くと、削除依頼の方法、注意事項などが記されています。
1.削除依頼方法
- 各スレッド及びレスが表示されている画面の最下部に削除依頼フォームがございます。そこから依頼して下さい。
- 削除依頼は基本的に問題のあるコメント番号のみに適用致します。
- レス番号は同時に複数は送れません。1つずつ送信下さい。
- 削除は利用規約に反しているか削除人の判断となります。
- 削除依頼フォーム以外での依頼は受付しておりません。削除依頼は削除理由を記載の上依頼して下さい。
2.注意事項
- 同内容の連続した削除依頼(72時間以内に同内容の複数回の依頼)及び威圧的削除依頼は、弊社の業務妨害と判断し禁止リスト登録を行い、今後の依頼にはお答え出来なくなることが御座います。予めご留意ください。
- 削除に関しては、依頼の都度対応致します。「今後同様の書込みがあった場合には削除して下さい」といった要望には対応出来ません(大量処理の為、判断しきれません)。
- 削除は、削除規定に照らし合わせ行います。依頼された全てを削除するとは限りません。
- 問い合わせ、削除依頼に関しては、72時間を目処に行います。ご了承下さい。
3.非弁行為・非弁護士との提携の禁止・表現の自由について
- 削除要請は、弁護士以外の者が行うと弁護士法第72条で禁止している(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)または、第27条 (非弁護士との提携の禁止)に該当する可能性があります。削除要請は当事者、または弁護士にご依頼下さい。
- 安直かつ過剰な削除は、表現の自由を侵害する可能性や、違法性・有害情報の判断に於いても、裁判所の司法権を侵すことも懸念される為、慎重に行っております。上記の方法や注意点になどに基づいて、爆サイは削除を行います。
では、実際に爆サイに削除を依頼する際の具体的な手順を引き続きご紹介します。
削除依頼フォーム 爆サイのサイト運営者に対して、書込みの削除を依頼する場合、スレッド内の画面下方にある「削除依頼について」のページを開きます。
上記の「削除フォーム」に、必要事項を入力します。
削除フォームを使用して、自ら削除する際の注意点について、以下3つ挙げます。
①削除したい書込みがあるスレッド内の「削除フォーム」を使用する
各スレッド内に削除フォームは設定されています。
削除フォームを開くと、スレッドのナンバーとタイトルが記載されたフォームになっています。
そのため、問題の書込みがあるスレッド内から削除フォームを開くと素早く作業が進みます。
②短時間(目安で72時間以内)に何度も削除依頼をしない
爆サイも注意事項で示していますが、72時間以内に同内容の削除依頼、または威圧的な削除依頼は、業務妨害とみなされる場合があります。
業務妨害と判断されると、禁止リストに登録され、その後の削除依頼に応じることができないとも記載されています。
また、爆サイは、削除を行う場合は72時間を目処に実行するとしています。
削除依頼をしてから3日間は、爆サイ側の動きを待つことが良いでしょう。
③削除依頼の理由は、法的な根拠を明記する
削除フォームに「削除依頼の理由」を記載する項目があります。
ここで言う「削除依頼の理由」とは、問題の書込みが○○法に違反しているから削除をして欲しい という内容を指していると考えられます。
つまり、書込みが法律違反であるから削除をして欲しいと訴えなければなりません。
しかし、どの法律に反しているのかは、一般的に弁護士などの法律職に就いている人でない限り、判断が難しいことが予想されます。
例えば、誹謗中傷トラブルで罪に問われやすい名誉毀損罪は、他人の社会的評価を下げる言動をすると罪になる可能性がありますが、どのような言動で罪になるのか基準ははっきりと定められていません。
法律職に就いていない人でも、法的な知識のある人であれば判断も可能かもしれませんが、もしも、誹謗中傷された場合は弁護士に相談すると的確なアドバイスを受けられることが期待できます。
次項では、誹謗中傷トラブルを弁護士に相談した際のメリットを詳しくご紹介します。
弁護士に削除依頼した際のメリット
爆サイで誹謗中傷された場合、サイト運営者に対して自ら「削除フォーム」から削除依頼が可能であることをお伝えしました。
しかし、このやり方は、削除するか否かの判断は爆サイ側に委ねられています。
つまり、削除を依頼する側にとっては、強制力のない任意の削除依頼となってしまいます。
では、強制力をもって削除を依頼することは可能でしょうか。
答えは、可能です。
裁判を起こして、爆サイ側に問題のある書込みの削除を削除するように仮処分を下してもらう方法があります。
この方法は、裁判所で簡易的な裁判を起こすことになりますので、弁護士に依頼することが一般的です。
また、弁護士に依頼することによって、削除の仮処分の他、匿名掲示板で誹謗中傷されて、書込みをした人がわからない場合でも、犯人を特定できる可能性があります。
次項で弁護士に依頼した誹謗中傷トラブルの解決について、詳しくご紹介します。
開示請求
爆サイのような匿名の掲示板で誹謗中傷を受けた場合、誰が書込みをしたか不明なことがほとんどです。
しかし、「開示請求」という手続きを踏めば、書込みした犯人を特定できる可能性があります。
開示請求とは、相手が持っている情報を提示するように求める法的な手続きのことです。
爆サイで誹謗中傷を受けた場合、書込みの犯人を開示請求で特定する手段に用いることができます。
①サイト運営者側にIPアドレス(インターネット上の住所)などの情報を求める
②入手したIPアドレスなどの情報をもとに、インターネットプロバイダ(ネット回線会社)に書込みした人物の氏名、住所、電話番号などの個人情報を求める。
上記のような手順で犯人特定へとつながります。
最後に
ネット上の誹謗中傷トラブルは、現代ではとても身近な問題です。
もしも、自分の名前が匿名掲示板やSNSに載り、悪口を書かれていることを知った時、まずは冷静になることが大切です。
お伝えしたように、爆サイでの書込みは削除できる可能性があります。
そして、その他の匿名掲示板やSNSも同様です。その場合、弁護士に相談することが有効的と考えられます。
そして、社会的な名誉を下げられた場合などは、相手が警察に逮捕されたり、慰謝料を請求することができたり、代償を支払わせることもできる可能性があります。
